2011年7月23日土曜日

Armchair Theater Goer 急増!

   Armchair Theater Goer など、沢山いないかな、と思っていたら、そして、皆さんもそう思っていたでしょう。
今朝の日経「文化」欄を読んでびっくりしました。なんのなんの急増しているのです。
読んだ人もいるでしょうが、同じように思ったでしょうか。この記事の紹介、今のオペラ編の後にしようか、と思ったのですが、オペラの話、まだまだ続く感じですので、今日は、その話をやめて、この記事を紹介します。
記事の見出しは、
ライブ、ネットで参加
中継通じ変わる音楽の「現場」 世界中に観客、表現者に刺激

肝要なところを、そのまま引用します。

  インターネットの動画配信サービスを利用した中継専用のライブハウスが相次いで開業。人気アーティストのライブを自宅にいながら生で楽しむことが当たり前になってきた。ネット中継は聴き手やアーティストの意識も変えつつある。

今月18日、東京・六本木のライブハウス「ニコファーレ」。人気アイドルグループのAKB48が歌い踊る。「ゆきり~ん」「こじはるううう」。ひいきのメンバーへの声援がネオンサインのように壁面を流れていく。自宅のパソコンや携帯電話でライブを見ている人が書き込んだコメントだ。

ニコファーレは 380人収容と小規模だが、ニコニコ動画の生放送で、全世界に音楽ライブなどを中継する。18日のこけら落としライブの視聴者は約67万人に達した。

四方の壁面と天井に発光ダイオード(LED)モニターを設置。様々な映像や、視聴者が書き込むコメントを即時に流す。3次元(3D)映像などを駆使し、視聴者がライブに参加する感覚を味わえるようにした。

これまでに実際の会場への入場券が1万4000枚、6800万円に対し、有料ネット配信のチケットは5万1600枚、7300万円が売れた。「ライブのネット中継にお金を払うことが定着しつつある」

ライブのネットでの生中継が急速に広がっている。昨年末、宇多田ヒカルが動画サイト「ユーストリーム」で生中継したコンサートは101カ国の34万5000人が見た。

「ライブハウスやクラブを第1の現場とするなら、個々の視聴者が自宅でユーストリームや連動するツイッターを使ってライブを楽しむ行為は全く新しい別の現場。そのくらい無視できない存在になってきた」

この動き、オペラ、その他の performing arts にも広がるかどうか、どう思いますか。メトの live view は、現在劇場でしか、見られませんが、あれを家庭で見せることは、技術的に可能です。
そうすれば、全世界の人が、armchair theater goer になって、自宅でメトの舞台を楽しむことが出来ます。あれ、劇場で見ると、3,000円ですが、有料配信を、500円くらいにすれば、世界中で何十万、いや何百万という人が見るのではないかな。メトの総支配人のピーター・ゲルブさんにメールで提案してみるかな。

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