2015年7月8日水曜日

Eunos Roadster までの車は、長く乗っても、二回目の車検の前で買い換えていましたが、Roadster は、三回目の車検の前まで、つまり7年間乗りました。Odometer は、10万キロを超えていたはずです。
次に何にするか、いろいろ迷いましたね。もう sports car 以外に乗る気はなかったですね。Roadster の人気以来、海外メーカーも、いろいろ sports car を出していました。その中で、イタリアの Ferrari に惹かれて、dealer まで見に行きました。Driver's seat にも座ってみましたが、結局諦めたのは、左ハンドルだったからです。その頃大学では、駐車場の出入りに、ゲートを通って、カードを入れなければならなくなっていました。左ハンドルでは、いちいち降りなければなりません。毎日ではたまったものではないので、諦めました。
丁度そのころ、イギリスの Rover が、確か日本法人設立30周年を記念して、かっての名車 MGF を復活したのを、特別価格で売り出しました。イギリス車なら、日本と同じ right hand drive car です。画像は赤ですが、私のは紺でした。
横置き midship engine の two seater convertible です。これがですね。二年くらい経った頃から、いろいろ故障がではじめました。このブログを書くにあたってMGF について google してみたら、MGF 故障履歴に関するサイトが一杯ありました。とにかく、思い出しても腹が立つくらい、日本車ではありえない故障が続出しました。Waterpipe の亀裂、radiator の水漏れ、何かの原因で engine 水浸し、信じれないでしょう。これら全部 overheat の原因になりますから、運転不能になります。そして最後は、ギヤーが噛んでしまって、うんともすんとも動かなくなるという、こうなると故障というより、壊れた、というとこです。Engine を下ろして調べるだけで、30万円、修理には、どれだけかかるか分からない、という話でした。しょうがないので、廃車にしました。
さて、今度は何にしようか。以前ドイツで見て、sports car に乗ろうと思った切っ掛けになった、BMW の convertible の sports car の新型を日本の dealer の show room に陳列してあったので出かけて、パンフレットを貰ってきました。結局止めたのは、left hand drive car であったことと、MGF で、imported car 不信になっていたからです。
そして、既に発売されていた、MR/2 の後継車 MR/S にしました。青い body に真っ赤な seat です。Convertible で、top down にするとseats の色が目立つのです。Driver も上半身むき出しになりますから、body color や seat color にあった色彩の服を着るように気を使いますね。隣に乗せる人も、sports car に似合う人と似合わない人がいますよ。
私の昨年96歳で亡くなった母は、私の sports car に乗るのが好きで、しかも top down が気持ちがいいと、喜ぶのでした。90歳を超えた女性を sports car の passenger's seat に乗せて走っているのを想像してください。
MR/S を買ったのは、大学を定年で辞めた後でしたので、それほど走行距離も伸びず、しかも、TOYOTA 車は、全然故障しません。2011年7月1日の今日現在、110197 km でした。先日も高速道路で、120 km/h をらくらく出しましたし、140 km/h も平気です。
再来年の車検で 13年目になります。私も高貴?高齢者になりました。次は、どうするか、悩んでいるところです。Sports car ではないですが、Porsche に一度乗ってみたい気がしますが、pensioner には、高値の花ですね。
そういえば Ford Mustang には、4,5年前 LA に10日ほど滞在した時に日本から予約して California Freeway を乗り回しました。Porsche も、ドイツへでも行った時に rent car で乗るかな。
まあ、私の sports car driving life も後何年か分かりませんが、週に2回は batting center へ通って、100km/h の速球を打って、dynamic vision (sportsman vision という言い方もあります)を衰えさせない努力をして、せめて90歳までは、sports car に乗り続けたいと思っています。何しろ私の母も、90歳で sports car に乗りましたからね。
Euros Roadster で、やっと、真の sports car driver になる事が出来た、というのが、前回のお話でした。
くれぐれも念を押しますが、sports car driver というのは、sports car を運転する人のことであって、racing car driver とは違いますからね。sports car に乗っているからと言って、高速で走るわけではありません。
  Sports car は、そうでもないのもありますが、基本的には convertible です。日本語では、「オープンカー」と言いますが、英語で open car と言っても通じません。また、「オープンで走る」とか、「屋根をあけて走る」などといいますが、英語では、drive with top down です。
反対に「屋根を閉めて走る」は、drive with top up です。
   ビルの屋上は、roof top と言うように、屋根の平たいところは、top です。Laptop PC という言い方がありましたが、あれは、両膝の平たいところに乗せるので、そう呼ばれました。もっとも当時は重くて、lap crash PC と悪口を言われました。テーブルの上は、table top です。
そういうわけで、自動車の「屋根」は、roof top、略して top です。
冬場は、寒いので、top down で走るのには、夏場が適している、と思っている人がいますが、とんでもない話です。夏場半袖シャツで、top down で運転したいたら、日射病にかかるか、日焼けしてしまいます。紫外線にやられてしまいます。第一暑くてたまりません。高速道路を止まらずに走るならともかく、一般道路で、交差点で止められたら、干上がります。要するに air-conditioner を入れたい季節は、top down はむりです。
大方の予想に反して、太平洋岸でしたら、冬場でも、晴れた日なら、top down は、案外快適です。暖房を入れれば足元は暖かいですし。
頭は帽子をかぶっていれば、結構大丈夫です。やせ我慢に見えるかもしれませんね。
  Convertible で一番困るのは、長いトンネルがある場合です。日本の高速道路は、特に中央道や、東海北陸道は、トンネルが多いので、top down で走ったら、排気ガスで息が詰まります。アメリカの Mustang など、高級 sports car は、roof top の開け閉めが、自動で行えますから、トンネルの手前で up して、出たら down できますが、手動では、いちいちトンネルの手前で止めて操作するわけには行きません。
知らないところへ行く時は、事前にトンネルの有無を知らべておく必要があります。
映画や TV ドラマで、convertible に乗った主人公が、車を止めて、かっこよくドアーをしめて、そのまま車を離れるシーンがあります。日本の道路や駐車場でそんなことしていたら、車自体を盗まれれるか、車内をあらされる危険があります。だから、そういう場合は、いちいち close the top しなければなりません。そして、乗るときにまた、open the top。このこといちいち手動でするの、結構面倒ですよ。でも、折角の convertible を top up で走っていては、格好悪いのでしょう。
Two seater convertible ならではの、いいことがあります。それは、全体の表面積が少ないので、洗車が楽だ、ということです。更に車体が低いので、roof top を洗うのも楽です。その一方、洗うところが少ないのに service station で洗車してもらうと、普通の車と同じ料金を取られますから不公平です。ですから、洗車、wax は、自分でします。
Two seaters ですと、recline しても、平らにはなりませんから、車内で昼寝をすることは出来ませんね。
Sports car で、困ることがひとつあります。それは、lugguage space が小さいことです。車種によりますが、trunk room のないものもあります。よくあるのは、seats の後ろに compartment を設けてあるのですが、用途は golf の道具の持ち運びとなっています。
一泊旅行に二人連れで出かけようとすると、suit case を持っていくことが出来ません。ところが、ここに秘訣があるのです。どの車でも、seats は、脚の長さにおうじて、前後に slide 出来るようになっています。Two seaters の場合は、rear seats がないので、driver's seat も passenger seat も後ろに少し隙間があります。私のように脚が短いと、seat をかなり前に slide します。そうすると、seat の後の space に、丁度飛行機の機内持ち込み size の suitcase がタテに入るのです。その上に、多少の荷物を積むこともできます。Passenger seat の方も同じことができます。それには、連れも脚長の人はだめですね。
ということで、今日は、sports car に乗ってみて始めて分かることを、いろいろ紹介しました。
 次回は、Eunos Roadster 以後に乗った sports cars のことです。