Armchair theater goer は、先ず、最初は、オペラです。
オペラの好きな人は多くはないので、なるほど、そういうことなら、armchair theater goer に、ひとつなってみるか、という気を起こさせるような話をしてみたいと思います。うまく行くかな。
オペラは、日本の歌舞伎と似ているとよく言われるし、そう思っている人も多いです。実際は大違いです。
一番の違いは、オペラは歌で、歌舞伎はセリフです。その他、家の芸とか、公演の仕方など、いろいろ違いますが、もっとも大きな違いは、オペラには、演出家の存在が、特に最近は不可欠ですが、歌舞伎には、コクーン歌舞伎や猿之助歌舞伎のような例外はありますが、伝統的には、演出家は存在しません。歌舞伎については、歌舞伎の巻でお話するとして、オペラの話を進めます。
21世紀の現代でも、新しいオペラは創作されていますが、世界のオペラハウスで上演されるオペラの大半は、オペアフアンの好きな限られた作品をくり返し上演しています。よく上演される作曲家は、
Verdi, Puccini, Roccini, Donizetti, Bellini などのイタリアオペラ、
Wagner, Richard Strauss, Weber などのドイツオペラ、
Bizet, Gounod, Saint-Saënsなどのフランスオペラ、
それに Mozart。
なぜ、Mozart を最後に持ってきたかというと、Mozart はドイツ語圏ですが、主要作品は、イタリア語なので、ドイツに入れられなかったからです。
ヨーロッパに行くと、ちょっとした中規模の都市にもオパラハウスがあります。そして、毎年9月から、4月頃までがオペラシーズンです。
なぜ、そうなっているか、というと、そもそも太陽の国と言われるイタリアの南の方のローマでも、その緯度は、函館と同じです。それよりずーと上のフランスやドイツの都市なら、北海道の釧路より高いところにありまさす。そうすると、9月には、もう日は短く、冬間近かという感じです。私が1976年に3月から9月最初まで、ドイツの Wuppertal (Düsseldorfの近くです)に滞在していた時、その時はたまたまヨーロッパは、100年に一度の暑い夏といわれていたのに、8月には、自動的にアパートの暖房が入っていました。
だから、長い、暗くて寒い冬の夜を楽しむために、オペラシーズンがはじまるのです。
そして、五月のある日、本当に突然、枯れ木に花が一斉に咲きます。そうなると、人々は、太陽に飢えてましたから、室内でオペラなど見る気がしません。オペラシーズンは終わります。
余談ですが、June bride というのは、5月に春になり、恋の季節が始まって、そして 6月には、もう goal in する人が多いので、June bride が生まれるのです。もうおなのなかには baby がいることが多いようです。
実は、昨日ここまで書いて、こんなこと、オペラに興味のない人には、つまらぬ話かなあ、と急に思い出して、中断してし、公開しませんでした。
今朝読み直してみて、折角書いたから、やっぱり公開しておけばよかった、と後悔したので、後悔ついでに公開することにしました。
まあ、オペラファンならずとも、こういうヨーロッパの生活を知っておくのもよいでしょう。
この続きどうなるか、次回です。
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