Amazon.com の、Kindle についてのすばらしいサービスに感激して、このブログ再開しました。
そして、故障した Kindle の replacement (新品の交換品)が届いて、わすか、6日間の中断で、My Kindle Life が再開できたのをきっかけにして、My Kindle Life について、少し書き続けるつもりで始めました。
Amazon.com のすばらしいサービスについては、交換品が届いて、故障した Kindle を送り返したところまで、ご報告しました。それで、万事終わり、と思いました。
ところが、そうとはならなかったのです。そのあたり、日本のグローバライゼーションに問題があるな、と感じたので、そのことを、皆さんにもいつか参考になるかも、と思って報告します。
Kindle 交換品は、佐川急便が届けてくれました。そこで、送り返すのも、佐川急便がいいだろう、と思って、佐川急便の一宮支店に電話したら、早速ドライバーに取りに行かせます、ということでした。
Amazon.com の指示通りに、送ってきた箱に、故障品を入れ、先日紹介した return address、その他の情報を印刷したラベルを貼り付けました。そこには、支払いは受取人がする、ともちゃんと書いてあります。そのAmazon の住所、電話番号も印刷され、送り手の私の住所、電話番号も印刷されています。
水曜日の夕方、佐川急便のドライバーが取りにきました。若い男の子でした。
ラベルが全部英語で書いてあるので、何のことか分からないので、私の説明を聞いて、会社の方へ電話をしてました。何か指示を受けて、送り状とか何とかは会社しかないので、今日は、この荷物を受け取って明日、書類を持ってくる、と言って帰りました。
翌日午前中に、別の、今度は年配のドライバーが、佐川急便の送り状と税関用の書類を持ってきました。記入するのに時間がかかるだろうから、また、夕方取りにきます、と言って書類を置いていきました。
税関用は、全部英語で書くようになっています。そう面倒なものではなかったですが、英語が書けないと、記入できないものです。
約束通り、夕方取りに来ました。これで、万事終わり。Service complete!と、happy になりました。夜早速、Amazon customer service へ、local carrier に、broken Kindle を渡した、とメールしたら、すぐ喜んで,よく知らせてくれた、という趣旨のメールが来ました。
そうしたらですね、金曜日の午後 DHL から電話がかかって来ました。DHL は、アメリカの三大国際宅急便のひとつです。この後の話と関係がありますから、ここで、その三大国際宅急便を紹介しておきます。
UPS (United Postal Service), Federal Express, と DHL (DHL は、創業者三人の苗字の頭文字を並べたもの、現在は、ドイツポストの傘下)の三つです。全部民営です。
http://en.wikipedia.org/wiki/United_Parcel_Service
http://en.wikipedia.org/wiki/FedEx_Express
http://en.wikipedia.org/wiki/DHL_Express
で、DHL の多分名古屋支社から、電話がかかってきて、私が、佐川急便に依頼した荷物が、こちらの来ているけど、これは、UPS と指定してあるので、「ウチ」では、引き受けれない、というのです。
Return Label には、UPS と指定してあることは知ってました。
私は、佐川急便は UPS から受け取ったものを私のところへ届けたわけで、当然、UPS へ持っていったものと、思っていました。思い出せば、最初の若いドライバーが、会社の電話している時に、DHL とか何とか言っていたのを耳にはさんだので、DHLを通して UPS へまわすのかな、と思っていました。
そうしたら、DHL の担当者は、「ウチ」では、引き受けれない、といのです。何か、私の責任のような口ぶりです。
そんなこと言われても、私のかかわりないことで、佐川急便が「お宅」へ持って行ったので、佐川急便と話をつけてください、と返事をしました。
電話を切ってから、これは、佐川では対応できないのかな、と心配になったので、とりあえず、ネットでUPS を調べたら、PACMAIL という会社が、全国主要都市で、UPS のparcel と取り扱いをしていることが分かりました。このあたりは、名古屋の栄にありました。そこへ電話をして、事情を話したら、若い女性が出て、万事こころえている感じで、こちらへ持って来ていただければ、UPS でアメリカに配送します、ということでした。翌日は土曜日ですが、午後三時まで営業するというので、こんなことなら、自分で持っていったほうは早いわ、と思いました。
そこで、さっそく佐川急便に電話したら、すでに DHL の方から電話があった、ということでした。おかしなことに電話を受けた女性は、UPSについて何にも知らないのです。UPSで、日本に送られてきたのを佐川急便が受け取って、私のところまで、届けたわけだから、佐川急便とUPS とは、提携関係はあるはずなのに、国外のことには、とんと無知な社員が多いようです。
そこで、私が、こういうわけで、自分で UPS へ持って行くから、私のところまで戻してくれと言ったら、それでは、ご迷惑だから、こちらから、UPS 窓口の PAKMAIL へ届けるから、どこにあるか教えてくれ、というので、住所、電話番号を教えたのですが、国際便も扱う、宅急便の会社が、そういうことについて何にも知らなくて、顧客に教えてもらうなんて、何かおかしいな、と感じた次第です。
ことは、午後、佐川急便の、多分前日に書類を持っていったドライバーから電話があって、ご迷惑をかけましたが、こちらからUPSの届けますから、ということで一件落着しました。
それにしても、ヨーロッパやアメリカの経験では、都市での経験では、どこで買い物をしても、これ日本に送ってくれ、というと、当たり前の顔をして、処理してくれます。ホテルから、日本へ宅急便をおくろうとすると、前記どれかの送り状が用意してあって、時には専用ボックスがあって、国内と同じように送れます。
これだけ、国際化が喧騒され、Amazon.com などは、当たり前のように日本のカスタマーにもサービスをしてくれるのに、日本から外国へ送ろうとすると、宅急便の会社すらもたもたする、というのはどういうものか、と思ったわけです。
これが、私がたまたま遭遇した件でけで、普通はうまく行っていればいいですが。皆さんの経験はどうですか。