2012年6月19日火曜日

My Kindle Life 「青空文庫」を読む。

この前は、Send to Kindle の手続きを紹介しました。これを使うと、Web 上の HTML ファイルを one click で、one moment で、Kindle に送ることができます。

ネットに、著作権の切れた、日本文学の名作を集めた「青空文庫」があります。今までは、あれを、PC のモニターで読むのは、面倒でした。また、本というものは、手のひらにおいて、ページを上から見る状態でないと、読みずらいものです。学校時代に、教室で当てられて教科書を読む時以外、人は、本をタテにしては読みません。ご飯を食べるときに新聞を立てて読む人はいますが。


青空文庫のサイトに行くと、公開中の作品の索引が作品別と作家別の出てきます。
作家別で、夏目漱石をクリックします。

漱石の名前が出ています。それをクリックすると、

この中で、『草枕』を選んでみます。
ちょっと文字が小さいですが、右下に「いますぐ<HTML>で読む」というメニュがあります。そこをくりっくすると、
テキストが現れます。ここで、以前に紹介したように、Chrome の右上にある Send to Kindle のアイコンをクリックすると、"This document is successfully sent to your Kindle" という message がでます。
Kindle を立ち上げてみると、
ちゃんと一番上に『草枕』が出ています。それをボタンで押すと、

ちゃんと日本語で読むことができます。
ついでながら、上の画面の Kindle のリストにある、『枕の草子』『徒然草』『奥の細道』『方丈記』は、青空文庫にはなく、web 上にある原文の HTML ファイルを同じように Kindle に送ったものです。『古寺巡礼』は、青空文庫にあったものです。
  このように、Amazon.com から買った Kindle で、日本文学の名作を日本語で読むことができるのです。
  日本で発売されるのを待つことなく、今のうちにさっさと買ったらどうですか。
 上のリストでは、次のページにありますが、『むっつり右門捕り物帖』を第11手柄まで読んだところですが、こういうものは、読んだら remove from device というメニュでさっさと捨ててしまうことができます。ことは、どの book でも、こうして捨てれます。
  アメリカのある調査では、Kindle 読者の方が、紙の本しか読まない人より、読書量が多いし、また、たくさん book を買うそうです。いつまで紙の本を読んでいるつもりですかねぇ。まあ、ご自由に。

2012年6月16日土曜日

My Kindle Life 「Send to Kindle 続き。」

久しぶりになります。先回、Send to Kindle を使って、Kindle Store 以外の文書や本でも Kindle で読むことのできる方法を紹介しました。その時、ある手続きが必要だけれど、それについては後日ということになっていました。「後日」になりましたので、今日は、その手続きを図解で紹介します。
 何度も書いているように、この一連の Kindle のブログは、まだ、Kindle を持っていない人に、なるほど、Kindle ではそんなことができるのか、と「感心」してもらって、日本で発売されたらぜひ買おうという気にさせるか、それとも、早速今アメリカから取り寄せようという気にさせようと、いう意図で書いているものです。引っかからないように用心しながら読んでくださいよ。
 この手続きをするのには、Amazon.com の account を持っていることが必要です。Amazon.co.jp の account ではできません。
 Amazon.co.jp でも同じですが、account を持っていると、「あなたのアカウント」(だったかな)とかYour Account というボタンが、サイトの右上にあります。そこで、My Account のページへ行くと、Kindle を登録してあるので、
左の下の方に、Manage Your Kindle というボタンがあります。そこを click すると

  今度は左の方に、上のmenu が出ています。下からふたつ目の Personal Document Settings を click します。

上からふたつ目に Send to Kindle E-mail Settings があります。


ここに、Kindle から指定された mail address を入れます。
次に三つ目に、Approved Personal Document E-mail List という項目があります。
ここに、私のふたつの e-mail address に加えて、Send to Kindle から指定された Kindle@Klip.me
という e-mail account を記入します。
 
  これで、万事OK です。これだけのことをしておくだけで、後は、いくつでも、Chrome から、Personal Document を Kindle に send することができます。
 
  先般は、ブログ記事などを send する方法を紹介しました。次回は、その他の、どのような Personal Document を send できるか紹介します。
 とにかく、これは便利ですよ。どんどん何でも send できてしまいますから。どうですか、早く Kindle  を手に入れたくなるでしょう。まあ、それも、次回を読んでからでも遅くないです。
 


2012年6月8日金曜日

My Kindle Life 本だけにあらず。

Kindle は、e-book reader、日本語では、電子書籍リーダーと言っています。Kindle 以外にも、電子書籍リーダーはあります。他の電子書籍リーダーは、どうか知りませんが、Kindle のすばらしいところは、Kindle Store で買える (無料のものも含めて)Kindle format の「電子書籍」だけでなく、PDF、HTML, DOC fommat などの file も、Kindle で読むことができることです。これらをどうやって Kindle で読むかについては、別の機会にゆずり、今日は、それよりなにより、もっと便利な Kindle 利用法について紹介します。
それは、Web 上のページをクリックひとつで、Kindle に登録する方法です。これは、感激ものです。
そのためには、Google Chrome を browser として設定しておく必要があります。Google と Amazon は、なんだか相性がいいというか、仲がよいみたいですね。
先ずは、Chrome Web Store へ行きます。Web Store へ行ったら、検索窓に Kindle と type します。
ちょっと画面が小さくて見にくいですが、一番上に、Send to Kindle という application が出ています。
私の場合は、すでに install してあるので、
となっていますが、まだ install してない場合は、
となってますので、これをクリックします。そうすると、
これは、私の場合ですが、Chrome に K という文字で、Send to Kindle が追加されます。
これだけのことです。試しに、tofugu という blog の記事を Kindle に送るとします。


これが、そのページです。テキストの部分は、この下に続いていて、ここでは見えません。このページを開いたままで、Send to Kindle の icon を、左クリックします。そうすると、すぐに、This page is successfully sent to Kindle (ことば使いがちょっと違っているかもしれません。)というメッセージがでます。
そうそううっかり忘れていましたが、送る前に Kindle の WiFi を on にしておかなければなりません。
そこで、早速 Kindle を開くと、

見にくいですが、ちゃんと一番上に、出ています。それを tap すると、第一ページが開きます。

このページを見て何か気がつきませんか。先の Web ページにあった画像がないですね。そうです。この Send to Kindle では、余分な画像は省かれて(ページあった CM なども)、テキスト部分とテキスト理解に必要な画像だけが送られます。下のページに見える、漢字は画像ですが、こういうものは、省かれません。



更に、感心することがあります。下の画像をみてください。

これは、最後のページですが、ページの最後に、この文書の URL が載っています。その部分を拡大します。
ここへ、カーソルを持って言って、ボタンを押すと(Kindle Touch なら、tap します)と、WiFi に接続している状態ならば、

B/W ですが、元の Web page が開きます。すごいでしょう。
例として、たまたま英語のページを出しましたが、
このように、日本語のページも Kindle に送って読むことができます。これは、Wiki のぺーじですが、Wiki には、link が沢山あります。それらの URL も、Kindle に upload して読めるます。まったく便利というか、感激しますよ。
日本で発売されるまで待ってもいいですが、今から Amazon.com で買っても後悔しませんよ。
忘れていたわけではありませんが、send to Kindle を設定するには、ある手続きをする必要があります。それは、また、PDF file を Kindle に送る手続きと同じような手続きですので、次回にでも紹介します。

2012年6月2日土曜日

My Kindle Life: 緑陰の読書、Tax free.

My Kindle Life の続きです。これは、今年中に予定されている Kindle 日本版が発売された時、買おうと思った人の参考になれば、と書いているものです。
Kindle というと、tablet の一種と思いがちです。Tablet とか、smartphone の画面は、バックライトになっているので、暗いところでも見ることができます。
Kindle の「画質」は、紙に似せてあるので、バックライトはないです。ということは、Kindle を読むには、明かりが要ります。蛍の光では、ちょっと暗くて読めません。
もっとも、ちょっと高いですが、ケースをつけると、画面を照らすようになるそうですが、私は持っていないので、その仕組みはわかりません。
こういうと不便のようですが、要するに紙の本と同じことで、紙の本は暗いところで読めない、と文句を言う人はいないでしょう。ならば、Kindle に文句を言う筋合いはありませんね。
むしろ、バックライトがない方がいいことがあります。バックライトがあると、外へ出たとき、太陽光が明るすぎるところでは、画面が暗くなって見えない、ということは、経験で知っているでしょう。
Kindle の場合は、そういうことがないので、「緑陰の読書」にはもってこいです。

緑陰とか、寝るときに本を読むとき、何冊かの本を抱え込む人はいませんか。ブロンディというアメリカの漫画が日本でも人気があったことがありました。私の覚えでは、ブロンディが数冊の本をベッドに持ちこむ場面がしばしばあったような気がします。
そうでなくても、本というものは、何冊か並行して読むと、ことは自分に興味のある本を呼んでいるわけで、どこかで共通点があって、互いに印象が深くなるものです。
その時、どこまで読んだか、しおりなどこまめに挟んでおかないと、わからなくなります。
そこへ、行くと Kindle は、途中でやめると、次に開いたとき、そのページが開きます。一冊や二冊はともかく、数冊平行して読んでいたり、一週間以上間があいた時などは、とても便利です。

日本語の本しか買わない人には、関係ありませんが、Amazon.co.jp で英語の本を買っている人は、Kindle で Amazon.com から「洋書」を買うと、これは、外国での買い物ですから、日本の消費税はかかりません。また、Amazon.com にとっては、外国の customer で、現地で shopping していないので、sales tax がかかりません。買うのは、中身だけで、hardware はなく、電波で、wireless で飛んできますから、税関は通りません。だから、tax free で「本」が買えます。以前に、紙の本を買っていたときに tax はどうなっていたか、気が回りませんでしたが、郵送費がかかるので、tax より高くついてしまいます。
Amazon.co.jp で「洋書」を円建てで買うときは tax は、どうなっているでしょうか。知っている人、教えてください。
何はともあれ、Kindle で tax free で「本」が買える、というのは、今後消費税が10%になったときには、嬉しくなりますよ。