2011年7月13日水曜日

私の名詞 Armchair Traveller の巻 10 バスの旅

今まで、陸路では、鉄道の旅、てくてく旅、自転車の旅をしてきました。バスの旅は、まだでした。何故かバスの旅の番組は、鉄道に比べると少ないですね。平坦な舗装道路だけならいいですが、でこぼこ道や、曲がりくねった山道などもありますから、取材が大変なんでしょう。特に海外では。その数少ないバスの旅で、この四月から始まった新番組が、BS-TBS の『地球バス紀行』です。
大陸を横断する長距離バスから都市部を毛細血管のように走り回る生活動線バスまで。ナレーター佐藤隆太が旅人目線でおおくりする新しい紀行ドキュメンタリー番組。
http://w3.bs-tbs.co.jp/bus/
旅人の佐藤竜太君は、たまには姿を現しますが、もっぱら自分の行動の語り役に徹していますから、見るほうとしては、NHK の『ふれあい待ち歩き』の感じで、自分で旅をしている感じになります。今まで、15回放送されています。
バスというのは、列車と違って、道のあるところ、どこでも行きますので、大都市だけでなく、各地の田舎をあちこち旅することができます。そして、竜太くんが、出会うバスの乗客や訪れる人々の交流がほのぼのとして、人間味溢れる番組です。
特に、最新作の 7月12日放送の「幽玄の北部山岳の村へ」へは、旅の最後に、ベトナムの最北部に住む少数民族花モン族の集落を訪ね、そこの位置家族の家に一晩とまり、夕食を一緒にする旅で、竜太君は、そこにいるのに、姿は現さず、見ている方が、一緒に食事をする感じがして良かったですね。幼馴染若い夫婦とその親の一家の和やかの雰囲気。同じようなこと言いますが、人間っていいもんですね。
バスの終点の街から、山を越えた村までは、3キロの道のりを歩いての旅でした。
この旅について、竜太君は、次のように語っています。
今日の舞台はベトナム。1000年の都・ハノイを起点に、ベトナムの北部をめぐります。そんな旅で出会ったのは、世界遺産・ハロン湾に生きる子どもたちと、険しい山の中で、昔ながらの暮らしを続ける少数民族の人々。出会いと発見にあふれた旅になりました。

このバスの旅は、アジアだけでなく、ヨーロッパ、南米、アフリカなど、世界各地を回ります。
もうひとつ、やはり BS-TBS に『遥かなるアジアハイウェイ』というアジアのバスの旅の番組あります。
現代のシルクロードとして、国連によって提唱されたアジアハイウェイ。 アジア32カ国を横断する全長14万キロにわたるルート。 その中でも、東京を起点に遥かトルコ・ブルガリア国境まで14カ国(東京、 韓国、北朝鮮、中国、ベトナム、カンボジア、タイ、ミャンマー、インド、 バングラデシュ、インド、パキスタン、アフガニスタン、トルコ)を結ぶのが“アジアハイウェイ1号線”。 今回は、平和の象徴として50年前に提唱されたアジアハイウェイの中から 1号線を旅し、そこに生きる人々の暮らしや食、文化、歴史などを辿るアジア横断ハイウェイ紀行番組。
http://www.bs-tbs.co.jp/app/program_details/index/KDT1001400
これは、2010年に放送されたものですが、2011年6月から再放送中です。放送予定は上記サイトで分かります。
この番組も、大都市だけでなく、バスの行くところ地方の町々も訪れ、行く先々の人々の生活をいろいろ紹介してくれます。アジアの人々は、われわれ日本人にとっては、やはり、親近感がありますね。
われわれは映画やテレビドラマで、欧米の人間や生活を見ることは多いですが、アジアの映画は、なかなか見る機会がないので、こうしてアジアの田舎を旅すると、人間理解が深まります。
Armchair travel は、毎日でも、世界各地、行きたいところへ行けますよ。そして、いろいろな人と知り合えます。思うんですがね、そのうちに、そういう人たちも、smartphone で、twitter や Facebook、mail などするようになって、番組でその人たちの mail address や twitter account を紹介してくれるようにならないものでしょうかね。そうすれば、まさに、global human network が出来ますね。
That's my dream.

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