2011年7月12日火曜日

私の名詞 Armchair Traveller の巻 9 イタリアの小さな村へ

前回は NHK の「世界ふれあい街歩き」で、世界中の街を歩きながら、普通の人々の普通の生活にふれあいました。
同じように、世界の街を歩く番組は、BS-TBS にあります。題して『ゆらり散歩世界の街角』。毎週火曜日19:00~19:54です。
番組 HP の紹介です。
世界各地のさまざまな「街」をゆったりと巡りながら、街並みや観光名所、グルメなどを紹介していきます。「街歩き」感を強調し、その街の歴史や風土、伝統文化、輩出した歴史的人物などのテーマで、想いを馳せるようなエピソードを、ふんだんに盛り込んだ番組です。見終わった後、「街歩き」を楽しんだ感覚に浸ると同時に、何か1つ「知的なトク」をした気分にもなる番組をお楽しみ下さい
http://www.bs-tbs.co.jp/app/program_details/index/KDT1003300
2010年4月からの放送で、今日7月12日で60回になります。ナレーターは、橋爪淳と田中美里が、交代で務めています。姿は現しません。
毎週土曜日23時より、過去の番組の再放送をしています。
番組紹介で分かるように、同じ待ち歩きでも、NHK とは、趣を異にしていて、どちらかというと観光的です。ふれあい的ではないです。それはそれで、楽しめます。

ふれあいというか、普通の人の普通の生活を訪ねるには、旅行番組ではないですが、BS 日テレの『イタリアの小さな村から』が、観光でなく、懐かしい人々を訪れる旅に行ってみたい気にさせる番組です。
番組HP の紹介です。
海を臨む小さな漁村、山肌にはりつくように佇む村、雪に覆われた山間の寒村…
気候や風土に逆らわず、共存しながら暮らす。
先人たちが築き守ってきた伝統や文化を誇りに思いながら生きる。
人間本来の暮らしが息づく「小さな村」が今、注目されています。 
古き良き歴史と豊穣の大地を持つイタリアで、心豊かに生きる人たち。
〝美しく暮らす 美しく生きる〟とはどういうことなのか。
私たちが忘れてしまった素敵な物語が、小さな村で静かに息づいていました。
番組ではありのままの時間の流れを追い、村人たちの普段着の日常を描いていきます。
http://www.bs4.jp/document/italy/outline.html
番組ナビゲーターは、イタリアをこよなく愛する個性派俳優の三上博史。
村人たちを見つめ、見守りながら、とある小さな村で出会った人たちの笑顔の理由を、
誠実に守られてきた村の尊い歴史を、そっと教えてくれます。

という番組です。2007年の10月に第一回を放送しています。今まで、98の村を紹介してきました。以前は、毎週新作でしたが、最近は、二週に一回くらいの新作で、旧作を何度も再放送していますから、今でも見ることができます。放送予定は上記 HP で分かります。
毎回、2人くらいの村人とその家族のありのままの生活を紹介します。親代々の仕事を受け継ぎ、生まれた村で一生を終わる、平凡な人々のお話です。何にも面白いことはありません。撮影にお金がかかる時代だったら、絶対写されることのない人々やその生活です。
しかし、そうして、遠く離れたところで営まれている「人生」を tele-vision すると、同じことを何度も言ってますが、人間どこにいても同じだな、とか、日本のどこかにも、こういう「人生」あったけど、いまもあるかな、など、いろいろ感興があります。そして、やはり、こういう人たちと戦争をしたくない、してはいかん、と思うわけです。Tele-vision によって、世界中の普通のひとびとが、互いの「平凡な人生」を分かち合うことが、声高なスローガンや「世界人類が平和になりますように」というポスターのようなものを貼っておくより、もっとジワリと人々の心に人類和み愛の気持ちをしみこませることでしょう。
イタリアの小さな村へ、armchair travel してみてはどうですか。

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