全てのオペラが、悲劇で終わるわけではありません。Mozartの、特に人気のある4つのオペラは、全部 happy end です。
Mozart の4大オペラは、日本語訳のタイトルだけでなく、原語で知っておくと、国際コミュニケィションの場で役立ちます。
Le Nozze di Figaro, Cosi fan tutte, Don Giovanni と Die Zauberflöte (The Magic Flute) です。最後の「魔笛」は英語で覚えていてもいいかも。なぜなら、原題のドイツ語を知らない英語国民もいますから。Broadway musical の Lion King の演出で評判になったJulie Taymor が、メトで演出した The Magic Flute は、英語上演でした。
4大オペラで死ぬのは、Don Giovanni の主人公の Don Giovanni だけです。そして、それは目出度いことですので、オペラとしては happy end です。
その他の happy ending のポピュラーなオペラをいくつか紹介します。今まで紹介した東欧の美人歌手も、Mozart や次に紹介するオペラに出ています。悲劇のヒロインとは、一味違った歌と演技で、楽しませてくれます。
Johann Strauß の Die Fledermaus (こうもり)Franz Lehár の Die lustige Witwe (The Merry Widow)
この二つは、opera というより、operetta (喜歌劇)と呼ばれるます。
Richard Straus の Der Rosenkavalier と Arabella など。Salome は、Salome の死で終わります。
Gaetano Donizetti のL'elisir d'amore は、喜劇です。Lucia 歌いのソプラノは、大抵この opera の女主人公 Adina を歌っています。
Gioachino Rossini の Il barbiere di Siviglia (The Barber of Seville)
Rossini は、生涯で34のオペラを作曲していますが、日本では、他の曲はあまり知られていません。彼の生地 Pesaro の Teatro Rossini で毎年開かれる Rossini Opera Festival は、
http://en.wikipedia.org/wiki/Rossini_Opera_Festival は、1980年から毎年開かれ、ヨーロッパの opera festival でもっとも ticket を手に入れるのが難しいといわれています。そこで上演された多くの作品が Classic Japan で放送されています。悲劇も喜劇もあります。
今、こうやって、ポピュラーなオペラで、happy ending のものを、思い出し、思い出ししていましたが、やっぱり少ないですね。もっとあるはずだが、と思って、「オペラデータベース」というサイトで、オペラ史上の重要な作品が列挙されているサイトを見てみましたが、上記以外に2,3悲劇的でないものもありますが、日本であまり上演されないし、DVD/BD でも、多く出てないものです。
http://www.and.or.tv/operaoperetta/
そうすると、オペラはやはり、美女が悲劇の死を遂げるメロドラマということに、結局なるようです。
上記オペラのタイトルをなぜ、わざわざ原語や英語で紹介したか、には次の理由があります。
ひょっとして?これらのオペラを見てみたいと思う人がいたら、Amazon.com で探すといいからです。その際、日本語では検索できないので、原語か英語がいるからです。Amazon.co.jp で日本語で検索してもいいですが、Amazon.com と Amazon.co.jp では、customer review の質量が、全然違います。だから、Amazon.com の customer review を参考にして、優れた上演を選び、それを Amazon.co.jp で注文するといいでしょう。私ならいつでも相談にのりますから、ご遠慮なく、どうぞ。オペラファンを増やすためなら、協力を厭いませんから。