先ずは、なぜ、Enka となっているか、です。
カラオケというと、歌うときの伴奏のためのものと、思っている人もおおいでしょうが、殆どの楽器にも、カラオケがあります。
一人で楽器を演奏する時に、伴奏を録音したものです。
alto sax の場合の場合も、楽器店に行くと、カラオケ CD 付きの楽譜が各種ありますが、何故か、選ばれている曲目は、映画音楽、J-pop, classic など、いわゆる洋楽ものばかりで、演歌は、私が探した限りでは、どこの楽器店にも net 上にもありません。
Alt sax だけでなく、Tenor sax, Flute, Clarinet, Trumpet なども同じです。つまり、こういう楽器を演奏する人は、演歌は吹かないのです。
その一方、カラオケ単独の CD は、演歌ばかりです。欧米の歌のカラオケも最近は出揃っていますが、置いてない店も多いですね。
そこで、演歌のカラオケで、その楽譜を見ながら、sax を吹こうとすると、音程が合いません。Alt sax の方が三度高いのです。
楽譜の読みに精通したひとなら、演歌の楽譜を見ながら、三度高い音を吹くこともできますが、私のレベルでは、無理です。
そこで、どうしたか、というと、ネットで Finale という楽譜作成ソフトの体験版を download して来ました。
正規版を買うと、確か10万円近くします。簡単な楽譜を作るだけですので、体験版で十分でした。
こうして、演歌の楽譜を作って、alt sax 用に変換する option を選ぶと、あっという間に alt sax 用の楽譜に変換してくれます。
演歌の場合、元の楽譜は、シャープやフラットひとつの調が多いのですが、alt sax 用に変換されると、途端に シャープ4つとか5つという、見た目にややこしい楽譜になります。そして、下の「西海ブルース」の楽譜で分かるように小節が多いので、指を素早く動かさなければなりません。
だから、alt sax 用?の曲ばかりを吹いていると、なかなか演歌は、吹けないのです。
というわで、Alt sax player of Enka と名乗っているわけです。
どうやって練習するか、というと、ここでもPC が活躍します。カラオケ CD を、私の場合は、SoundForge という音声処理ソフトに呼び込みます。そして、難しい passage のところを、下図のように、マウスでハイライトし、その部分だけを、何度でもリピートするのです。CD や tape では、こういうことは出来ません。
演歌は、節を知っていて、自分で歌えるものですと、何度か練習するうちに、楽譜を見なくても、暗譜で吹けるようになります。
こうなると、小節なども、自分流に気分をこめて吹けます。強弱もつけやすくなります。要するに、歌うように吹けるようになります。
現在のところ、暗譜で吹ける演歌のれパートリーは、「さだめ川」「西海ブルース」「愛の旅路」「長崎は今日も雨だった」「博多の人」「みちづれ」「なみだ恋」「大阪しぐれ」「千曲川」くらいですが、楽譜を見れば、歌える曲なら、大抵なんでも吹けます。
Alt sax player of Enka と言っても、演歌だけでなく、他のジャンルの曲も吹けます。それについては、次回にします。
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