今日は、私の名刺の "CM cut expert" についてです。
誰しも経験しているでしょうが、民放の番組を見ていて、物語が佳境に入って来た途端、物語と何の関係もない CM が、けたたましく入ってくると、興ざめです。
私は、原則、放送時に TV を見ることはありません。HD に録画して、recorder の編集機能で CM を全部 cut してから見ます。DVD か BD (Blu-ray Disk) に copy してから見る方が多いですね。
私は、それが癖になって、そうするのが当たり前になっています。結構面倒くさいので、録画して、CM をとばしながら見る人も多いですね。
気に入った番組は、何度も見たいから、disk に保存するのに、CM 入りでは、見るたびに CM が邪魔になる。
私は、まだ、DVD recorder が、文字通り DVD recorder であった時代、つまり、まだ HD が付いてなくて、直接 DVD に録画していた時代から、CM cut をし続けている。だから、expert になった。
現在は、SONY の Blu-ray recorder を2台使って録画している。最初の recorder も SONY で、それに Panasonic が加わり、この時には、HD が付いていた。その後3台目に、安い Mitsubishi の、やはり HD 付きの recorder を買った。
現在の SONY の中の一台は、二番組同時録画ができるので、三番組までは、schedule conflict なしに録画できる。
録画の仕方についても、語ることが、多々あるが、今回は、CM cut に話を限ります。
今、もうひとつの blog で、scorm のことを書いたところだが、日本では scorm が浸透してないので、今挙げた recorder では、全て CM cut の仕方が違っている。大きく分けて二種類ある。ひとつは、Toshiba, Mitsubishi がそうだが、CM のない部分を集めて play list を作って見るもの。もうひとつは、CM 部分を cut してしまう方法。SONY, Panasonic, Sharp, Pioneer が、この方法。私は、ずっとこの方法なので、CM cutter になる。Play list 作成法は、SONY でもできるけど、やったことはない。
このブログでは、だから、SONY recorder で、いつもしている方法を紹介します。最初は、番組の途中に、がんがんCM の入る民放の場合。
先ずは、チャプター消去をする。CM の入っている chapter は、1:30 とか、2:15 というように、15秒単位のものが多い。ところが、いやらしい CM があって、chapter 単位で消せないものがある。
そこで、まず、chapter 消去で、明らかに CM の chapter を消去したあと、今度は、A-B 消去で、最初から再生しながら、CM 部分を見つけ、最初の箇所をA点に設定し、CM の終わりの箇所を B点に設定して、A-B 間を消去する。これをしている人は多いので、いちいち説明するまでもないけれど、あえて expert のコツを紹介します。
普通に再生していては、時間がかかるので、早送りをしながら CM 部分を探すのだが、SONY の場合、一倍速、二倍速、三倍速の早送りができる。一倍速では、結構時間がかかる。三倍速だと、短めの CM は、とばしてしまう。そこで、通常は、二倍速で、早送りをしながら、CM に目を凝らす。見つけてあっと思ったときには、早送りをしているので、CM のなかへ入ってしまっているか、過ぎてしまっている場合もある。そこで、一時停止にして、今度は、コマ送りで、一コマずつ送ったり、戻したりしながら、A 点、B 点を設定する。今の SONY は、コマ送りができるけど、以前のものは、一秒単位だった。たった一秒というけど、一秒に30コマあるので、一秒単位で消去すると、余分に消したり、CM の最初か最後が少し残ってしまうことが多かった。あれは、後で見るときに気になるものです。
Expert としては、ひとコマでも余分に削りたくないわけです。そこでどうするか、というと、texting のように、親指を巧みに使います。
remote (英語では、remote control または、単に remote と言って、remote controller は、めったに使われません)、で、先ずは、A 点を設定する場合です。A 点というのは、CM の始まる点です。二倍速で早送りをしていると、CM に入ります。そこで、right thumb で一時停止ボタンを押します。行過ぎていますから、thumb を右へずらして、コマ巻き戻しで、CM の始まりより先まで戻ります。大抵は戻りすぎます。そこで、改めて、一コマ送りします。そして、CM へ一コマ入ったところで、もう一度一コマ戻って、番組の場面で A 点を設定するために、今度は、right thumb を使って、決定ボタンを押します。次に、B 点を設定するために、倍速で早送りをします。CM 部分は、chapter 消去に引っかかってこないのは、大抵2分以内ですから、数字を見ながら、1分50秒を過ぎたら、一旦停止にします。そして、そこから、right thumb で、一コマ送りをします。この辺かな、と思ったら、そこで一旦、B 点を設定し、left thumb で決定ボタンを押します。left thumb をそのまま決定ボタンにおいておいて、right thumb でコマ送りをしながら、ふたコマごとくらいに、決定ボタンをおして、B 点の設定を変えます。上手く行けば、1回か2回で、CM を全部けすところで B 点を設定できます。そして、次の CM 探しに進みます。
この動作、いつもは無意識にさっさとしているので、これを書くにあたって、どうしているのかな、と実際にやってみながら書きました。読んだ人には何のことか、どういうことをやっているか、見てみな分からんでしょう。
それで結構です。要するに CM cut をするのに、上手にやろとすると、かなりの熟練をひつようとすることです。そして、世に隠れた expert がここにいることが分かればいいのです。
そうか、なぜ、一コマにこだわるか、というと、視覚的な場面だけなら、少しくらい余分に削っても違和感はないですが、narration や BGM があると、余分に cut すると、音がぷつんと切れた感じになるのです。だからと言って、cut が足りないと、ちらっと CM の一部が出て来て、あれは、興ざめです。
CM がないと思われている NHK も、自分の番組の CM がすさまじいですね。折角いい気持ちで番組が終わった途端、けたたましく、他の番組の CM が入ります。また、番組予約は、どうしても、1秒か2秒早めに始まります。そして、前の番組の最後が録画されています。
後で見るとき、あれは、目障りです。ですから、番組冒頭の、前の番組の最後もcut しないと、再生するために、別の番組の最後から始まるといういやーな感じになりますよ。
テレビ番組を楽しむには、見たい番組のないよう以外のものは、全部 cut するのが、その番組の製作者に対する心遣いでしょう。
それには、CM cut の腕をみがかないと、いけません。expert というのは、上手だけでなく、目にも留まらぬ、とまでは、行かなくても、そのことを手早く、完璧にする人のことです。だから、私は、CM cut expert. 今度 video でとって、YouTube に投稿するかな。
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