2011年5月6日金曜日

Label design disk の場合。


今回は、disk の label design の手法です。
ケースの label は、square ですが、disk は、丸い。四角いものを丸くするわけには行きません。四角四面の人間が丸くならないのと同じです。
ケースの label をそのまま disk の label にすると、四隅が欠けます。そこで、いろいろな工夫がいるわけです。
最も簡単なもの、何も工夫しなくてもいいのは、一枚の disk に二つの番組が収録さていて、その title が画面中央にある場合です。その場合は、二枚の画像を disk の上半分と下半分に配置するだけで、OK です。これならだれでも出来ます。
ところが、番組の title が画面の一番下に title があり、それが長いと、そのまま disk に貼り付けるとはみ出てしまいます。
丸いものは、どちらが上か下か分かりません。こういう場合は、どちらか一方を 180度回転させて、さかさまにして貼り付けます。この回転は、先に紹介した GAZO の中で行ってから貼り付けます。
1つの番組が、一枚の disk に収録されている場合は、title 画像と、その番組の内容を表す画面を組み合わせて、ケースの label を作ります。ケースの label の縁取りが、四角の場合は、四隅が disk 内に収まるかどうか、円の縁取りを当てはめて、見てみます。収まればそのまま、使えますが、折角円の縁取りを付けたので、それをそのまま付けて disk の label にします。
最初から円の縁取りを付けたのは、そのまま使えて便利です。
ご存知のように、disk は、真ん中に穴が開いています。あれは、disk を press 生産するのに必要なもので、とるわけには行かないそうです。
CD は、真ん中の空白が大きいものが多いですが、DVD は、ワイドプリンタブルが多くなっています。初期の BD には、wide printable はなく、最近やっと一部のものがそうなりました。
四角いケースの label で、主要人物の顔が真ん中に来ていると、disk では、顔なしになってしまいます。その場合は、LabelMighty 上で、画像を上にずらしたり、少し縮めるなどの操作をし、空いたスペースを同色の色で埋めるなど、ちょとした工夫がいります。下がその例です。名門 Royal Ballet の Prima 吉田都さんの Ondine です。
DVD などで出ているものは、それを Amazon などで取って来て、ケースの label を作りました。そういう画像は細長いので、丸い disk に貼り付けると両側が空きます。そういう時、画面の title を crop して、左側は、clockwise に270度回転させ、右側は、anticlockwise に 90度回転させるて、両側に貼り付けると、隙間がうまり、また、手に取ったとき、三方向から title が読める、という merit があります。crop したり、回転させるのは、GAZO で行います。
最も、工夫が要るのは、30分番組を4つ収録した disk の場合です。下は、「美の巨人」の例です。disk の直径は、12 inch です。そこで、GAZO のなかで、640 x 360 pixel の画像を、12 inch の半分になるように、横を 181 pixel の画像に resize します。そうすると、下の label のように、真ん中に二つの画像を並べることができます。上と下にも、下の図のように、画像を配置します。4隅の空いたところに、番組の内容を表す小さな画像を配置すると、格好がよくなります。
 その他、Begin Japanology, Journeys in Japan, 司馬遼太郎の「街道を行く」の場合です。
BD ですと、一枚に XR mode で、4番組が収録できます。その場合の design です。
下は、Royal Opera Ballet 日本公演の、吉田都主演の Romeo et Juliet の4つの場面を配置した label です。
ケースの配置のままで、disk の label にすると、上と下の画像がはみでます。真ん中の画像も、穴が開いてしまいます。
そこで、LabelMighty 上で、全体を少しずつ縮め、disk 内に収まるようにします。真ん中の画像も小さくして二つにし、両側に配置します。
最後は、Netrebko と Villazón 主演、 Masnet の Manon です。Netrebko の bed scene を集めたものです。
どうですか。いろいろな、design があるでしょう。市販のlabel より、きれいでしょう。これなら、名刺に label designer と名乗ってもおかしくないでしょう。
ここに載せる label を選んで、整理整頓するのに、design より、手間ひまがかかりました。

0 件のコメント:

コメントを投稿