2011年5月14日土曜日

私の名刺   映像資産家の巻

映像資産を google してみたら、16,200 hits だった。しかし、Wiki には、項目はなく、「映像資産」を定義するサイトもなかった。
「映像資産家」を google してみたら、私の twitter の profile だけがいくつか出てきた。ということは、少なくとも日本で、「映像資産家」は、私ひとりだけ!?

ネット上の使われ方を見てみると、近年、テレビで放送された映像や、ふつの人が8mmカメラで撮った映像など、今までは、別に保存してなかったものが、時代を証明する貴重な資料となるという認識が高まり、そういうものを社会資産として保存しようという意識から、「映像資産」と言うことばが使われ始めたらしい。

私の場合は、もともと映像作品が好きで、気になるTV 番組を録画してたら、どんどん貯まって、自分なりに、これは資産だな、と思えて来た。
TV番組を録画して集めている人は、私だけではないが、前のブログで紹介したように、ケースにも disk にも、label をちゃんと付けて整理してないと、資産的価値はないのでは。

それはそれとして、私の映像資産に、どのようなものがあるか、何しろ沢山あるので、2,3回にわたって紹介したい。

映像には、写真も含まれる。映画も映像である。私の映像資産は、一部市販のものもあるが、もっぱら、テレビで放送されたものを録画したものである。録画メディアも、ビデオカセットから始まって、DVD そして、現在は、Blu-ray Disk (以後BD)が主体になっている。
DVD 以前に市販の Laser Disk (以後LD)と VHDで購入したものが沢山あったが、全部 DVD にコピーして、LD と VHD は処分した。

個人が、テレビ番組の録画ができるようになったのは、1977年に SONY が、家庭用Betamax recorder J7 を発売した時だった。
早速これを買った。目的は、NHK が、定期的に招いていたイタリアオペラ団の公演の放送を録画するためだった。特に自分が東京で見た演目を、記念にも録画しておきたかったからだ。当時「資産」という意識はなかったが、とっておきたい(ずっともっていたい、という意味)番組だけを録画していた覚えだ。Video recorder は、J9, ED Beta と、よりよい画質に成る都度買い換えた。オペラの放送はそんなに多くないので、「資産」はあまり増えなかった。その代わり、パイオニアがオペラの全曲LD を毎月のように発売するようになった。「レコード芸術」誌で、毎月紹介されるものを全部買った。一曲一万円以上するものが多かった。直径30インチの光輝くレーザーディスクは、ずっしり重く、頑丈なカートンボックスに収まっていると、「資産」という感じがした。
NHK でアナログBS 放送が始まると、オペラの放送も増えてきた。これらを片っ端から、その頃は、ED Beta で録画した。250, 500, 750 と三種類あったかな。500 で二時間、750で二時間半と録画ができたから、大抵のオペラは、一本に録画できた。競合するVHS には、三倍速の録画モードで長時間の録画ができたが、画質第一主義の私は、目もくれなかった。
そういうわけで、私の「映像資産」は、オペラで始まった。そして、そこから、同じ舞台芸術 Performing Arts である ballet, musical、ミサ曲や Requiem などの宗教曲へと、そういうものが放送されるようになると、どんどんレパートリーが広がっていった。
歌舞伎、文楽、日本の演劇なども、番組表で見つけると、片っ端から録画した。
つまり、舞台芸術は見るもので、それをいつでも見られるようにするには、録画して保存しておかなければならない。必然的にこういうものの映像資産が増えた。
しかし、ビデオカセットのコレクションは、タイトルくらいしかラベルが貼れなかった。見た目に貧しく?、資産という感じはしなかった。

それが、DVD が出現して、前回紹介したように、ケース と disk に芸術的?な label を自分で design するようになると、俄然、これは「資産」だ、という気がしてきた。
Video cassette に録画していたもの、LD のものも、全部 DVD に移し変えて、綺麗な label を付けたので、資産価値が増した。
このように、オペラの録画、オペラの LD から、「資産」形成が始まったので、資産の中核には、performing arts の映像作品が多い。次に多いのは、旅にかんする映像番組。これには、鉄道の旅、バスの旅、クルーズの旅、歩く旅、水紀行、歴史紀行などなど、各種各様のものがある。
これら、二つのカテゴリーについては、この後、「私の名刺」の title のなかの Armchair Theater Goer と Armchair Traveller で、詳しく紹介することにして、opera と並んで、ごく初期からの「資産」形成を心がけているカテゴリーを紹介を、先にします。
ということで、これを始めると長くなるので、一旦休憩して、次回からにします。
今日は、私の映像資産形成がどのようにして始まったか、というお話しでした。
このBlogger site 点検のためか、3日ほど、upload が出来なかったので、これは、2,3日前に書いたものです。

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