2010年4月19日月曜日

ついて回りの人

2010年4月19日の「日経」の「教育」ページに、財団法人「日本青少年研究所」が、2009年に日米韓中の4カ国の高校生計約6000人を対象に行った調査が、「数字は語る」というコラムに紹介してあった。その見出しは「日本の高校生は受け身」。
その調査によると、

授業の進め方について「教科書の内容をきちんと教え、覚えさせる授業を」肯定的に評価する生徒の割合は、日本が71.4%と最多。最も低かった米国は(31.2%)の2倍以上だった。
他方、「(生徒に)によく発言させる授業」を評価する割合は日本の33.4%に対し、最も高い中国が91.6%。

こういう調査で思い出すのは、日本の大学の授業風景。学生は教室の後ろの方に固まっている。席は後ろから埋まって行く。教員は、そういう学生に前に出て来いと言う人はすくなく、自分が黒板の前をはなれて学生の方へ近づいて、教室の真ん中あたりで喋っている人が結構多い。
これが、アメリカの大学だと、多分中国や韓国でもそうだと思うが、前の方の席から埋まって行く。

このような教育で受け身に育った人が大人になると、twitter などでも、自分でtwitter せず、followerになる「ついて周りの人」になるのではないか、と考えた。ブログを開いても、参照数は、結構伸びているから、読んでいる人はいるだな、と分かるが、コメントを寄せたりなど、反応を示す人は大変少ない。そういう「ついて周りの人」は、既に高校生時代に出来上がっているのかな。

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