2015年7月8日水曜日

Euros Roadster で、やっと、真の sports car driver になる事が出来た、というのが、前回のお話でした。
くれぐれも念を押しますが、sports car driver というのは、sports car を運転する人のことであって、racing car driver とは違いますからね。sports car に乗っているからと言って、高速で走るわけではありません。
  Sports car は、そうでもないのもありますが、基本的には convertible です。日本語では、「オープンカー」と言いますが、英語で open car と言っても通じません。また、「オープンで走る」とか、「屋根をあけて走る」などといいますが、英語では、drive with top down です。
反対に「屋根を閉めて走る」は、drive with top up です。
   ビルの屋上は、roof top と言うように、屋根の平たいところは、top です。Laptop PC という言い方がありましたが、あれは、両膝の平たいところに乗せるので、そう呼ばれました。もっとも当時は重くて、lap crash PC と悪口を言われました。テーブルの上は、table top です。
そういうわけで、自動車の「屋根」は、roof top、略して top です。
冬場は、寒いので、top down で走るのには、夏場が適している、と思っている人がいますが、とんでもない話です。夏場半袖シャツで、top down で運転したいたら、日射病にかかるか、日焼けしてしまいます。紫外線にやられてしまいます。第一暑くてたまりません。高速道路を止まらずに走るならともかく、一般道路で、交差点で止められたら、干上がります。要するに air-conditioner を入れたい季節は、top down はむりです。
大方の予想に反して、太平洋岸でしたら、冬場でも、晴れた日なら、top down は、案外快適です。暖房を入れれば足元は暖かいですし。
頭は帽子をかぶっていれば、結構大丈夫です。やせ我慢に見えるかもしれませんね。
  Convertible で一番困るのは、長いトンネルがある場合です。日本の高速道路は、特に中央道や、東海北陸道は、トンネルが多いので、top down で走ったら、排気ガスで息が詰まります。アメリカの Mustang など、高級 sports car は、roof top の開け閉めが、自動で行えますから、トンネルの手前で up して、出たら down できますが、手動では、いちいちトンネルの手前で止めて操作するわけには行きません。
知らないところへ行く時は、事前にトンネルの有無を知らべておく必要があります。
映画や TV ドラマで、convertible に乗った主人公が、車を止めて、かっこよくドアーをしめて、そのまま車を離れるシーンがあります。日本の道路や駐車場でそんなことしていたら、車自体を盗まれれるか、車内をあらされる危険があります。だから、そういう場合は、いちいち close the top しなければなりません。そして、乗るときにまた、open the top。このこといちいち手動でするの、結構面倒ですよ。でも、折角の convertible を top up で走っていては、格好悪いのでしょう。
Two seater convertible ならではの、いいことがあります。それは、全体の表面積が少ないので、洗車が楽だ、ということです。更に車体が低いので、roof top を洗うのも楽です。その一方、洗うところが少ないのに service station で洗車してもらうと、普通の車と同じ料金を取られますから不公平です。ですから、洗車、wax は、自分でします。
Two seaters ですと、recline しても、平らにはなりませんから、車内で昼寝をすることは出来ませんね。
Sports car で、困ることがひとつあります。それは、lugguage space が小さいことです。車種によりますが、trunk room のないものもあります。よくあるのは、seats の後ろに compartment を設けてあるのですが、用途は golf の道具の持ち運びとなっています。
一泊旅行に二人連れで出かけようとすると、suit case を持っていくことが出来ません。ところが、ここに秘訣があるのです。どの車でも、seats は、脚の長さにおうじて、前後に slide 出来るようになっています。Two seaters の場合は、rear seats がないので、driver's seat も passenger seat も後ろに少し隙間があります。私のように脚が短いと、seat をかなり前に slide します。そうすると、seat の後の space に、丁度飛行機の機内持ち込み size の suitcase がタテに入るのです。その上に、多少の荷物を積むこともできます。Passenger seat の方も同じことができます。それには、連れも脚長の人はだめですね。
ということで、今日は、sports car に乗ってみて始めて分かることを、いろいろ紹介しました。
 次回は、Eunos Roadster 以後に乗った sports cars のことです。

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